未経験者がセラピストの職に就きたいと考えた時、一番の近道はリラクゼーションセラピストになることです。
リラクゼーションセラピストとは、揉みほぐしなどの手技を用いてお客様を癒すお仕事。
特別な資格を取得する必要がないので、初期投資がほとんどかからないというのが利点です。
初期投資がかからないとは言っても実際に接客をする前に未経験者向けの研修が行われていることがほとんどなので、いきなり店舗に立って接客をするということはまずありません。
その点は安心して就業できますね。
ではここでは研修でどんなことが行われているかを、いくつかのサロンで行われている研修内容をもとにまとめていきたいと思います。
研修内容
施術を学ぶ
その店舗のメニューにある基本の施術を身につけていきます。
指の使い方から体重の乗せ方という基本の技術指導から、コースごとの時間配分などをの指導を受けます。
技術が身に付いた後は本番さながらのトレーニングを行います。
接客を学ぶ
リラクゼーションセラピストが店舗で接客をする際に必要になる、お客様へのご挨拶や受付などの接客について学んでいきます。
実際の店舗で働く時のことを想定したシュミレーションが行われることもあります。
技能チェック
基本や応用の施術や接客を身につけたら、実際に店舗に立つスキルが身についているかのチェックを行います。
ここで問題が見つかれば再度それをクリアするべく技術を学び、合格すれば実際に店舗デビューとなります。
注意したいポイント
研修地が店舗と違う
営業中の店舗で新人研修を行う場所を確保できない場合、別の場所で研修が行われることがあるようです。
また全国に何店舗もあるようなサロンだと、研修センターが用意されていてそこに通うことになったり、遠方で通うのが困難な人は寮に入って研修を受ける必要があったり、内容は様々のようです。
覚えることが多い
マッサージ師や鍼灸師の勉強が数年かかることを考えても当然と言えば当然ですが、覚えることは正直多いです。
施術法だけではなく、解剖学など体のつくりを学ぶことも必要なので、研修でしっかり教えてもらえる方が良いと考える人もいるかもしれません。
(教えてもらえない場合は結局自分で勉強していかなければならない)
お金がかかる場合がある
研修自体は無料としているサロンが多いのですが、別途教材費や制服代がかかったり、研修場所までの交通費や寮費がかかるけれど研修中は給料が全く出ない、などセラピストになるまでに出費がかさむという場合もあるようです。
金銭的に難しい場合は余計な出費がかからないサロンを選ぶ必要があるかもしれませんね。
できれば研修の時にも給料が出る職場を選びたいですね。